ハムスターについて

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ハムスターとは
 ハムスターはネズミの仲間になります。
 哺乳類(ほにゅうるい)の中でも世界の40%を占める「げっ歯(齧歯げっし)目ネズミ亜科ネズミ科」の動物です。
 げっ歯目にはリス、ビーバーなど29科があり、哺乳類(ほにゅうるい)としては大グループを構成し、ネズミ科には1,000種類以上が分類されています。

 その中でも所属する「げっ歯目ネズミ亜科ネズミ科キヌゲネズミ亜科」は「7属24種類(25種類との話もある)」 が現在確認されています。日本にはその中でも「3属5種類(ゴールデンハムスター、ジャンガリアンハムスター、キャンベルハムスター、ロボロフスキーハムスター、チャイニーズハムスター)」が多く見られます。
 当初は研究用として飼育されましたが、その後は愛玩動物(ペット)として広まりました。
 研究用にはどちらかと言えばチャイニーズハムスターが使われることが多いようです。

 ハムスターの仲間はそのほとんどがユーラシア大陸に生息しています。
 発見されてからまだ日は浅く、80年足らずです。
 ハムスターの代表的な一種、ゴールデン・ ハムスターのふるさとは、ヨーロッパから小アジアにかけての地域です。現在ペットとして飼われているゴールデン ・ハムスターは1930年にシリアのアレッポでとらえられたメス1匹とその12匹の子供の子孫と言われています。
 最初のゴールデンハムスターの子孫のうち、ロンドン動物園に寄贈された子の系統であるとの噂もありますが真実かどうかはわかりません。

 その後次々と仲間であるジャンガリアン、キャンベルなどが発見されました。

 日本には三島にある『国立遺伝子研究所』に研究用動物として持ち込まれたのが最初と言われています。その後、ペットとして出回るようになりました。


ハムスターの習性
 ハムスターは基本的に夜行性の生き物です(個体差で昼間でも活動する子もいますが)。
 夜行性とは夕方から夜中に活発に動き回る習性を持つことを言います。
 基本的に夜中にご飯を食べたり、回し車を回したりします。
 反対にお昼の間は巣箱で寝ていることが多いです。時々おなかが空いたなどで起きてえさを齧ったりします。
 ペットの場合、仕事をもっている人や学生の方でも夕方以降なら触れ合えることができます。

 野生のハムスターは基本的に乾燥した地域に住んでいることが多いです。
 ゴールデンハムスターは中近東の乾燥地帯を好みます。乾燥地帯とは砂漠地帯などの砂だけの乾いた世界ではなく、低い樹木や草が生えますが、雨の量が比較的少ない地域のことを言います。
 ドワーフ種も同じような環境を好みます。

 このような地域で地中に穴を掘って巣穴を作り生活しています。
 地上が暑くても寒くても基本的に地中ならば気温は安定するので比較的巣穴は快適です。
大変きれい好きで巣穴の中はいくつもの部屋で切り分けられていて、トイレや寝床、貯蔵庫を作ります。昼間はこの巣穴に引きこもり、夜になるとえさを求めて出てきます。

 基本的に雑食性であるのでなんでも食べます。野生の場合は草食性にかたよることが多いようですが(乾燥地域で簡単に手に入るのが草類であるだけのこと)、草や草の芽、種子はもちろん、昆虫、動物の死骸なども食べると言われています。
 えさを求めるために自分のなわばり(テリトリー)を一日4Kmも歩きまわることもめずらしくないそうです。

 また普段は単独で生活します。繁殖時期のみ、結婚相手を探して動き回ります。ハムスターの発情期は4日に1回ですが野生の場合、食料の豊富になる春頃が繁殖の時期になります。



なわばりについて
 基本的に動物は、なわばり(テリトリー)を持っています。
 なわばりとは自分の生活範囲のことを意味します。その中ではえさを取ることが可能な地域という訳です。

 犬ネコなどのペットでも散歩の時に「マーキング(匂いつけ)する」ことで自分のなわばりを尊重します。
 野生の場合でも肉食の動物のほとんどはなわばりを持つと言われています。

 ハムスターにとってなわばりは絶対的な自分だけの場所で、その範囲は10m〜20mとも言われています。なわばりを守るためにハムスターはマーキングをして、他のハムスターに対してなわばりを主張します。
 ハムスターも犬ネコと同じでなわばりを定期巡回します。なわばりは自分の生活圏=食料確保のための重要な場所であるので、どこになにがあるのかはもちろん把握しています。また、なわばりを護る為に侵入者があると激しく攻撃します。攻撃はするどい歯を駆使します。
 時には相手が死亡するまで攻撃を止めません。

 ペットのハムスターでもこの習性は残っています。
 複数飼いについては特になわばり意識の強いゴールデンハムスター、ジャンガリアンハムスターについてはオススメできません。
 繁殖についてもお見合いすればすぐに離すことをオススメします。

 しかし、キャンベルハムスターやロボロフスキーの場合は複数飼いが可能です。姉妹や兄弟、親子で死ぬまで生活できます。繁殖したときにはヘルパーをすることもあります。
 ただし、様子を見る必要はあります。もし、喧嘩などをしてどちらかが怪我をするのであればやはり離すべきです。



ハムスターの特徴
ハムスターの体の特徴です。
体つき

体つき
 ずんぐりとした体格です。頭からお尻までとくにくびれもない体格に見えます。
 実際の骨にはちゃんと肩も腰もあるのですが、体を覆う皮膚が体格を隠しています。その上に 毛皮が覆っているので余計に体型を見えなくしています。頭は体に比べて小さいです。
 皮膚は以外とよく伸びます。
 また手足を180度まで広げることが出来るので体を平べったくすることができます。ひげの範囲 内であればどんな狭いところでも通り抜けしてしまうので脱走に注意してください。


 体全体が柔らかく、ツヤのある毛に覆われています。
 ただし、ゴールデンハムスターは手足の裏側と尻尾には毛がなく、ドワーフ種にはあります。
 これは住んでいる地域の違いから発生しています。
 主にドワーフ種の住むシベリア、モンゴルなどの中央アジアから以北は非常に寒いので手足や 尻尾に防寒用として毛が生えています。ゴールデンハムスターには必要ないのでありません。
 この毛は撥水性にもすぐれ、雨に濡れた程度では水をはじいて体が冷えないようにしてくれます。


 大きな目をしていますが実はかなり視力は弱いです。ほとんど見えていません。
 更に近眼でもあり、色の判別もかなり難しいようです。白と黒のモノトーンでしか見えていませ ん。
 ゴールデンハムスターやキャンベルハムスターによくある「赤目」や「ぶどう目」と呼ばれる目の 場合、ほぼ視力は0であると思ってください。
 夜行性なので暗いところが得意で明るいところは非常に苦手です。
 
 目が頭の中心より両脇に寄っているので非常に視野は広いですが、視力は弱いのであまり役 には立たないようです。しかし、捕食動物(肉食動物に食べられる動物のこと)なので気配に敏 感であり、目が悪い分を耳と鼻で補っています。
 飼い主が手を頭の上から突然出すと気配を察し、敵に襲われたと勘違いして攻撃してきます。


 大きな耳で筒状になっています。うさぎなどと同じで捕食動物ですから敵の動く音をできるだけ 察知するために音を集め易い形になっています。
 また人間が聞くことの出来ない周波数を聞くことが出来ます。
 ハムスター同士の会話はこの聞こえない周波数の超音波で会話していると言われています。

 目が見えない分を耳で補っているので立ち上がって音をよく聞こうとじっと耳をすませている姿を 見る時があります。
 人間にとっては心地よい音楽やTVなども場合によっては雑音に聞こえていることもあるようです 。ケージを置く場所には注意してください。


 ハムスターの前歯はネズミやうさぎと同じく一生の間伸び続けます。上下併せて4本の歯が伸びつづける歯になります。
 この歯をそのままにしておくと上あごや下あごを突き破ってしまうので自分たちで固いモノを齧るなどで削って調整しています。齧るものがあってもその子によっては金網のケージなどをかじってしまうことで前歯を折ってしまったり、鼻の上が禿てしまったり、ケージに塗料が塗ってあるタイプのものだと塗料を飲み込んだりする子がいます。食べ物がうまく食べられなくなったりして健康に悪いので要注意です。
 
 歯の伸びすぎを防ぐには固い齧る用の木を入れたり、巣箱を木にして見たりするとよいと言われますが、ハムスターにも好みがあるので必ずしも気に入ってくれるとは限りません。そこで動物飼料用などに使われる固いペレットを与えることで予防をすることがあります。

 歯に関しては健康診断などで毎回チェックする対象にしてください。健康な歯は少し黄色がかっています。そして上の歯が下の歯に比べて若干長いですが、きれいに揃っているのが健康な証拠です。どちらかが欠けていていたり、折れていると不正糾合の原因になります。
 また残念ながら不正糾合になったしまった子は病院などで定期的に歯を切ってもらうようにしてください。自分でできる場合は舌に注意して切ってあげてください。

 なお、ハムスターの歯は全部で16本あります。

以下作成中・・・・・